スピード指数は現代競馬に通用しない?
競走馬の走破タイムを指数化したスピード指数。
走破タイムを分析する人が少なかった時はスピード指数1位の馬が人気がないということが多々あったようですが、競馬新聞の印を打つ記者を始め多くの人が走破タイムの価値を考えるという作業をするようになってからはスピード指数が高い馬は人気になってしまいました。
つまり、スピード指数は一般化してしまったので現代では通用しないということです。
しかし、私自身スピード指数を独自に開発し利用していますが、「スピード指数は競馬予想において最も重要なファクター」の一つだと断言できます。
スピード指数は一つの基準として非常に優秀
確かにスピード指数だけで利益を出すことは難しいかも知れませんが、スピード指数があるかないかで買い目の精度は大幅に変わってきます。
もし、スピード指数が5位とそこそこ上位であっても、単勝オッズが1.9倍を切るような人気馬の場合、人気の割には信頼できないといった判断が可能です。
逆にスピード指数が5位でも単勝オッズが50倍以上あれば穴馬として面白いと考えられます。
当然、スピード指数の精度によっても変わってきますが、指数上位馬を買う作業だけでプラスにすることはできなくても、指数とオッズを見比べて期待値を判断していくことで利益を出していくことは充分に可能です。
例えば、JRAVANが公開している「データマイニング」を例に挙げると、単勝10.0~49.9倍の穴馬を狙う場合にデータマイニング1~2位の馬を購入する場合と、14位以降の馬を購入する場合では勝率で2倍の差が生じてきます。
以上のようにスピード指数は買うべき馬かそうでない馬かを判断する一つの基準として非常に優秀なのです。